11.152021
コーチングセッションのテーマが見つからない
こんにちは、田中直子です。
お客様とコーチングするとき、セッションの最初に
「今日はどんなテーマを相談されたいですか?」
と聞く方は多いと思います。
そうするとたまに、お客様から
「うーん、今日は相談したいテーマが思いつかないんです」
と言われることがありませんか?。
お客様に
「何か気になっていることはありませんか?」
とお聞きしても、
これはとてもよくあることです。
なぜ、そんな風に困ってしまうのでしょうか?
それは
「お客様からテーマを出してもらおうとしている」からです。
もちろん、お客様から「これを相談したい」
ですが、本当にお客様は、
今、何を相談したらいいのか、
実は、そうでもないのです。
人間、自分のことを客観的に把握するのは物理的に不可能です。
たとえば、自分では
「私は太っているのが悩みだ」
と思っていても、実際の課題は別のところにあったりします。
ですから、コーチングでお客様に
「今日はどんな相談をしたいですか?」
と聞いても、
お客様が言う「これを悩んでいます」は、
実は的外れかもしれないのです。
お客様には「目の前にあること」しか見えていませんが、
ですので、私たちに大事なのは
「お客様がお悩みを自分で見つけること」
に依存しないこと。
お客様から
「これを悩んでいるので相談したい」
と言われるのを待っていると、
そして、
ですので、コーチの側から、
「それ、気づきませんでした」
そうすれば
「コーチングセッションのテーマがない」
なんていうことはあり得ませんし、
もちろん、当てずっぽうで
「あなた、これ悩んでるでしょ?」
と言ってもダメです。
お悩みを的確に指摘してあげることが必要。
そのためにも、ぜひとも「悩み発見力」
は身に付けていただきたいです。
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