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差別化したつもりが「自慢話」になるパターン

こんにちは、田中直子です。

 

先日から、よくある「自己流差別化」について解説しています。

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=「自己流差別化」の3パターン=

【パターン1】
コーチとして当たり前のことで差別化しようとしている

【パターン2】
個人的な体験で差別化しようとしている

【パターン3】
もはや差別化をあきらめている
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前回は

【パターン1】
コーチとして当たり前のことで差別化しようとしている

について解説しました。

 


今回は、

【パターン2】
個人的な体験で差別化しようとしている


についてご説明しますね。


個人的な体験で差別化しようとしている
というのは、たとえば

・3度の離婚を乗り越えて幸せをつかんだ婚活コーチ
・3ヶ月で100万売れた副業コーチ
・留学なしでTOEIC900点の英語コーチ

みたいなものですね。


そういった個人的な体験を否定するわけではありません。

・3度の離婚を乗り越えて幸せを
つかんだ人も、
・3ヶ月で100万円売れた人も、
・留学なしでTOEIC900点取った人も、

もちろん、それはそれで素晴らしいです。


では、それを見た見込み客はどう思うでしょうか?


「私も幸せをつかめそう!」
「私も100万円売れそう!」
「私もTOIEC900点取れそう!」
と思うでしょうか?


…そうでもないですよね。


書いている本人が素晴らしかったとしても、それ自体は見込み客に何のメリットももたらさないからです。

「あっそう、だから何?
私に何の関係があるの?」
と思われるかもしれません。

本人が素晴らしい体験をしたことと、お客様に成果を得てもらうことは、まったく別ですよね。


スポーツの世界では、優秀な選手が優秀なコーチになるわけではないと言われます。

会社でも、優秀な社員が優秀なマネージャーになるわけではありません。

自分が結果を出すことと、それを人に指導することは、別の能力が必要になるからですね。


それと同じで、個人的に素晴らしい成果を出した人が、他人に同様にも素晴らしい成果を出させてあげられるわけではないのです。


ですが、このように「個人的な体験」をウリにしている人は、非常によく見かけます。

あまりに多く見かけるので、

お客様に成果を出してもらうよりも、
「私、こんなにすごいでしょ!」
とアピールしたくてやっているのでは?

と思ってしまうほど。

「私すごいでしょ」アピールは、見込み客には敏感に気づかれます。

悩んでいる人で、人の自慢話を聞きたい人はいませんよね?

自慢話をすればするほど、
「あの人はすごいけど、私には関係ない」
と思われてしまいます。


ということで、「個人的な体験」は、それ自体では差別化にならないのです。

 

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