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なぜ、コーチングの価値が伝わらないの?

こんにちは、田中直子です。

 

前回までで、


・ビジネス初心者が集客するなら
 知り合いに声をかけるのが早いこと
・声をかける相手には「順番」があること


をお話ししました。

声をかける優先順位の1位は
「コーチングをすでに受けたことがある人」
でしたね。


コーチングを知らない人にいきなり声をかけても、なかなか理解されないことが多いです。

「コーチング?何それ?」
「ただ話すだけでお金取るの?」
というような反応が返ってきたりします。

「高いキャバクラみたいなもの?」
なんて言われた人もいます。


それで、
「やっぱりコーチングって理解
されないんだ…」
と、ガッカリしてしまう。


「コーチングは価値あるものなのに」
「一度受けてもらえれば、良さが
わかるのに」
「なんで、コーチングの価値が理解されないんだろう?」
と思ってしまいますよね。

では、なぜ、コーチングの価値が理解されないんでしょうか?


それはたぶん、
「コーチングの価値は理解されて当然」
と思っているから。

「自分が信じているものを、相手も当然理解してくれる」
と思っているのではないでしょうか。


理解されて当然と思っている、あるいは、理解してもらいたいと期待しているから、むしろ理解されないのです。

理解してもらえることに対する「期待値」が高すぎるのかなと思います。


「そもそも理解されなくて当然」
と思っていることなら、理解されないからとガッカリすることもありませんよね。


たとえば、会社の中では、社内だけで通じる言葉遣いがあると思います。

(私が会社員だったころは、外資系企業だったこともあり、カタカナ語が多く使われていました)


社内だけで通じる言葉遣いを、社外の人にいきなり使っても、あまり伝わりませんよね。

同じ日本語を使っていても、意味が伝わらないことは普通にあります。


そんな風に、社内用語が社外で伝わらないことに対しては、当然だと思えるでしょう。

でも、コーチングの価値が伝わらないことには、なぜかガッカリしてしまう。

「自分がコーチングの価値を信じているから、他人にもその価値が伝わって当然」
と思ってしまうのです。


そもそも他人同士は「理解し合えないもの」と私は思っています。

他人が自分になることは物理的にできないですから。

これはコーチングの話に限らずです。

たとえば、世の中にはいろいろな主義主張があって、「民主主義が正しい」と思っている人もいれば、まったくそう思わない人もいますよね。


なので、自分がどれだけコーチングの価値を信じていても、伝わらない人には伝わらない。

「自分は理解される」と思ってしまうと、伝わらないことでガッカリすることになります。


私自身は、すべて
「そもそも自分の言葉は理解されない」
という前提で発信しています。

ですから、理解されないものをどうやって少しでも理解に近づけてもらえるか、日々試行錯誤しています。

少しでもコーチングの価値を理解してもらえるようになるには、
単に「コーチングやってます」ではなく、相手に馴染みのある言葉を使うことも必要です。

相手が理解できる言葉で「自分が何屋か」を話すことですね。

 

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