9.52016
コーチングを仕事にするなら、心の声を聴くな。
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こんにちは。田中直子です。
「コーチングをビジネスにしたい」方からよく、
「どんな方をターゲットにしたいか」
というご相談を受けます。
「中小企業の経営者にコーチングしたいです!」
とか
「恋愛で困ってる人にお役に立てると思います!」
という感じ。
コーチングでは、「心の声を聴くのが大事」ですよね。
心の声を聴いて、自分の中から答えを見つけるのが大事。
私もそう思います。
ですが、コーチングを「ビジネス」にするためには、それだけでは足りません。
「中小企業の経営者にコーチングしたいです!」
「恋愛で困ってる人にお役に立てると思います!」
という方は、たぶん、心の声を一生懸命聴いて、そうおっしゃっていると思います。
ただ、そこには、もう1つの【大事な視点】が抜けています。
それは、
————————————————
中小企業の経営者や、恋愛で困っている人が、
「あなた」を求めているか?
————————————————
ということ。
「ビジネスをする」ということは、「お客様の役に立つ」ということ。
つまり、
「お客様があなたのコーチングを必要としている」
ことが大前提。
あなたの価値は、同業者など、他の人との関係で決まります。
あなたが自分で決められるのではありません。
もっと言うと、そこにはあなたの「心の声」は関係ないのです。
一方的に「あなたにコーチングしたいんです!」
と言っているのは、中学生の恋愛と同じ。
相手が自分をどう思っているか分からないのに、
一方的に押しかけて
「あなたが好きです!付き合ってください!」
と叫んでいるようなものですね。
もちろん、経営者や、恋愛で困っている方に向けて
コーチングをしている方は大勢います。
つまり「売れる市場」ということ。
ですが、
「売れる市場」イコール「自分が参入して売れる」
ということではないです。
クライアントが、「あなたにコーチングしてほしい」と思っているか?
そこを知る必要があります。
————————————————
そしてそれは、実際にクライアントに聞いてみるしか、
答えを見つける方法はありません。
————————————————
私たちは、自分の「心の声」を過信せず、
謙虚に「マーケットに聞く」ようにしましょう。
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