ブログ

自分に経験のないお悩みを相談されたときの対処法

こんにちは。田中直子です。

 

コーチの方によくあるお悩みの1つに
【お客様から、自分の知らない分野を相談された】
というのがあります。

たとえば、コーチ本人は独身なのに、お客様が
「旦那さんとの関係で悩んでいる」というご相談をされたとか。

あるいは、コーチは子供がいないけど、お客様から
「子育てで悩んでいる」という相談をされたとか。

「コンサルじゃなくてコーチだから、知識を教える必要はない」
とは分かりつつ、お客様のお悩みに臨場感が持てず、戸惑ってしまう方も多いようです。

私もありますよ。

「子供が3人いて、上の子が反抗期で、下の子が食べ物の好き嫌いが多くて…」
など、私自身にはまったく経験のない
(子供いないので)お悩みが出てくることはよくあります。

そういうとき、どう考えたらいいでしょうか?

まずおさらいですが、ビジネスは「お客様の悩み解決」ですね。

これは正しい。

ただ、お客様の悩みを解決して「あげる」と思ってしまうと、それは誤り。

—————————————————–
解決して「あげる」のではなく、お客様が自分で
悩みを解決するために「導く」ことがコーチの仕事です。
—————————————————–

コーチがお客様に代わって悩みを解決してあげることはできないのです。

コーチはお客様ではないので、お客様を完全に理解することなんてできないから。

どんなお悩みであろうと、コーチがやるべきは、
お客様が本質的に「どうなりたいか」を決め、
そのために行動するための「手助け」です。

そうすると、旦那さんとの関係とか、子育てとか、
お悩みの1つ1つは「ことがら」にすぎないわけです。

イメージ付きやすくするように、図で例えてみますね。

円錐(えんすい)の形を思い浮かべてください。

道路わきによくあるコーンみたいな形ですね。

お客様の「本質的に目指したい姿」は、その円錐の頂点付近にあります。

一方で「旦那さん」とか「子育て」とか、お悩みの1つ1つは、円錐の下の方にあるのです。

悩んでいるお客様は、円錐の下の方に気を取られているわけです。

コーチの役割は、お客様に、円錐の頂点に目を向けてもらうこと。

円錐の下の方に降りていくのは、その後。

円錐の頂点の姿を考えてもらい、そこから
具体的な「ことがら」に落とし込んでいきます。

なので、言ってみれば「ことがら」は何でも構わないわけです。

—————————————————–
そういう意味では、お客様の悩みにコーチ自身に
臨場感があろうがなかろうが、関係ないのですね。

コーチ自身に経験のないお悩みを相談されても問題ありません。
—————————————————–

ちなみに、一般的なマーケティングでは「専門性を出せ」というのが定石ですね。

「〇〇専門コーチ」など名乗る方も多いです。

ビジネスの初期にはそれでいいと思いますが、
長期的にビジネスをやっていくのであれば、その
「専門性」にこだわり過ぎるとビジネスが縮小する恐れがあります

マーケットは常に変わっていくものですから。

なので、自分に経験のないテーマをお客様から
相談されたら、それはビジネスが成長するチャンスでもあります。

常に、次の成長の機会を取りに行きましょう。

・コーチングを説明するのは難しい。
・集客の方法が分からなくて不安。
・ブログに何を書いたらいいか分からない。
そんなコーチの方、全7回無料メールセミナーで分かります!

無料で学べる「コーチングを仕事にする方法」ご登録はこちらから

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近のコメント

    ページ上部へ戻る