こんにちは、田中直子です。


前回、
「説明するのが難しいコーチングをどう説明するのか？」
という話をしました。
(カウンセリングやセラピー等でも同じです)


今日はその続き。


前回は
「お客様にとって何が大事なのか把握しましょう」
という話をしたのですが、

ここで気を付けたいのが
「私たちが大事だと思っていることと、お客様が大事だと思っていることは違う」
ということ。


たとえば、お客様に

「コーチングを受けると、心の内側の声を聴けます」
「可能性に気づきます」
「新たな視点が得られます」

という感じで説明する方も多いです。


これは
「コーチ目線で大事だと思っていること」
なのです。


お客様は

「心の内側の声を聴きたい」
「可能性に気づきたい」
「新たな視点を得たい」

とは思っていません。


「心の声を聴けますよ！」
と言っても、お客様は

「ふーん、で、どうなるの？」
と思ってしまうのです。

抽象的で曖昧なので、イメージがつかないのです。


お客様が知りたいのは
「具体的なビフォーアフター」。


心の声を聴いて、結果、どうなるの？
どんな風に現実が変わるの？

という部分です。


「コーチングの価値がなかなか伝わらない」
という方に

「あなたのコーチングを受けると、お客様はどうなりますか？」
とお聞きすると、

「より自分らしく生きられます」
みたいにおっしゃる方も多いです。


ですが、そういった抽象的な説明ですと、お客様にはわからないです。


お客様が知りたい
「具体的なビフォーアフター」
というのは、たとえば、

やせる、モテる、収入が増える、結婚できる、子供が受験に受かる、

などなど、現実に「目に見える変化」ということ。


コーチとしては
「お客様に、より自分らしく生きてほしい」
と願うと思いますが、

それはあくまでも
「コーチ目線」
の話なのです。


お客様は、
やせたい、モテたい、稼ぎたい、結婚したい、子供を合格させたい、
などの

「目の前の悩み」
で頭がいっぱい。

「心の声を聴いて自分らしく生きたい」
と思ってはいないのです。


ですので、まずはお客様の
「目の前の悩み」
を解決することが必要なのです。


1. 目の前の悩みを解決し
　　↓
2. 結果、自分らしく生きられるようになる

という順番です。


ですので、あなたのサービスをお客様に伝わる形で説明するには、
「お客様の目の前の悩み」
を少しでも多く把握しておくことが大事。


あくまでも、自分が大事だと思っていることではなく、
「お客様が大事だと思っていること」
にフォーカスして話してあげることが必要ですね。

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