こんにちは、田中直子です。

「コーチングの資格を取ってから集客を始めた方がいいですか？」

とよく聞かれます。

・まだ私はコーチングの勉強中だから、

・まだ資格を取っていないから、

お客様を持つには早いんじゃないか。

という方も多いです。

いえいえ、そんなことはないです。

むしろ逆です。

まずはお客様を作りましょう。

なぜなら、資格はお客様を連れてきてくれないからです。

「コーチングの資格を取ったらビジネスの勉強を始めます」

とおっしゃる方の中には、資格を取ればお客様が来てくれると期待する方もいます。

じつは、まったくそんなことはありません。

資格はお客様を連れてきてくれません。

もちろん、資格があるに越したことはないですよ。

ですが、お客様にとっては、コーチの資格なんてどうでもいいのです。

お客様が気にするのは

「あなた、私に何してくれるの？」

ということだけ。

必要なのは、お客様がほしいビフォーアフターを提供することです。

そこに「資格があるかどうか」は関係ありません。

資格がなくても、それまでの人生経験を活かしたアドバイスをすることで、お客様に喜んでお金を払っていただくことも可能です。

また、コーチングは、お医者さんや弁護士さんなどと違って、資格の有無にかかわらず

「コーチです」と名乗ればできます。

そもそもコーチングの資格自体、各認定機関が独自の基準で発行しており、国家資格ではありません。

ですので、資格を持っているからとコーチングの質が担保されているわけでもありません。

お医者さんや弁護士さんなら、

「資格を持っています」

と言えばお客さんは安心するでしょう。

ですが、コーチングはそうではないのですね。

お客様から見て大事なのは、資格より

「あなた、私に何してくれるの？」

なのです。

お客様を持って、一生懸命サポートすることで、だんだんサービスのレベルも磨かれていきます。

また、コーチングにどっぷり浸かりすぎると、むしろビジネスが難しくなる場合もあります。

コーチング界の住人になってしまい、ビジネス界になかなか出てこれない。

私が起業したときはコーチングの資格を持っていなかったですが、常に10名以上のお客様がいて、なんとか生活できるくらいの売上をいただいていました。

ちなみに、私が通ったコーチングスクールでは、資格を取るためのコースが半年以上かかります。

もし当時の私が「資格を取ってから売ろう」と思っていたら、半年以上も収入が得られず、
とっくに起業をあきらめていたでしょう。

なので、資格があってもなくても、

「まずお客様を作る」

これ、ものすごく大事です。

 

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