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お客様が成果を出してくれない!

こんにちは、田中直子です。

「私はコーチとして一生懸命かかわっているのに、お客様がなかなか行動してくれず、成果が出ていないんです」

と嘆いている方、たまにいらっしゃいます。


コーチやコンサルタントとして、お客様からお金をいただいている以上、何らかの成果を感じていただくのは当然必要ですよね。

それなのに、お客様が思うように変化してくれなかったら、悔しい気持ちになるのもわかります。


では、何をもって「成果」と言うのでしょうか?


これは、人により違ってきます。

コンビニでペットボトルの水を買うなら、誰が買っても同じ成果が手に入ります。


でも、私たちの仕事はそうではありません。

お客様によって、求める成果が違いますよね?


「自分はがんばっているのにお客様が成果を出してくれない」
とお嘆きの方の場合、

・コーチ自身が求める成果と、
・お客様が求める成果
がズレている可能性があります。



たとえば、
お客様が求めているのは100の成果で、
コーチ自身は200が成果だと思っている場合。


もちろん、お客様は、自分では自分の伸びしろが分からないので、
「あなたは100じゃなくて200ができるよ」
と、コーチがチャレンジを提案するのはとても大事です。


そのうえで、
「コーチングで得たい成果は何なのか?」
を、お客様と合意することが必要です。


逆に言うと、コーチ側が
「200の成果を出してもらいたい」
と思っていても、お客様はそう思っていないかも知ないのです。


つまり、コーチ自身が
「200の成果を出させなければいけない」
と思い込んでいるだけ、なのかも知れない。



そうなると、コーチが期待する成果をお客様が出してないと、
「もっとできるはずなのに」
とコーチが勝手に苛立ったり、

「お客様は成果を感じていないのでは?」
「成果を感じてもらえないと契約を切られるのでは?」
と心配になったり。


こういった場合、成果を出さねば「ならない」と思っているのはコーチ自身かも知れないのです。


もちろん、お客様のサポートを手抜きしていいとは言っていませんよ。

常に全力でかかわることは必要です。


ですが、コーチが
「自分自身が思う成果を、お客様に出させないといけない」
と思うと、コーチもお客様も辛くなります。


レベルの高いチャレンジを提示して、お客様が思っている以上の成果を感じていただくのはとても大事。

でも一方で、それが「押しつけ」にならないようにするのも必要です。


「コーチが出したい成果」ではなく、

・「どんな成果がほしいか」をお客様とよく話すこと、
・「ほしい成果に向かっているか」をときどきお客様と確認すること、


この2つが大事かと思います。

・コーチングを説明するのは難しい。
・集客の方法が分からなくて不安。
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