1.52018
みるみる減る預金、から月商100万円までの道・起業ストーリー最終回
こんにちは。田中直子です。
年末から、私の起業初期の話をしています。
意外に読んでくださっている方が多く、
ありがとうございます(涙)
さて、最終回の今日は、「お金」の話をします。
2009年の終わりごろに「コーチングで起業する」
と決めましたが、最初の数か月間は売上がゼロ。
会社員時代にまったく起業準備をしていなかったからです。
(今お勤めの方は、退職前に十分に
起業準備しておくことを激しくおすすめします)
貯金とわずかな退職金(一般的に外資系企業は退職金が少ない)
で生活していたのですが、都心で1人暮らしだったので、
生きているだけで毎月数10万はかかります。
預金残高がみるみるうちに減っていきます。
ただただ小さくなっていく数字を眺めながら、
「この先どうしよう」と不安で眠れませんでした。
横浜の実家の父が心配して
「食べていけなくなったらいつでも戻ってきていいよ」
と言ってくれましたが、
「絶対に実家には戻らない」
と決めました。
たぶん、甘えて実家に戻ってしまったら、
一生、自分で稼ぐ力が身に付かないと思ったから。
「さほど経済力がなくても生活に困らない」
という状況にいったん身を置いてしまうと、
そのぬるま湯から出られなくなるでしょう。
ずっと、
だから、
とはいえ、このままでは近いうちに
生活できなくなると予想したので、派遣で働くことにしました。
生まれて初めて派遣会社に登録し、
ある外資系メーカーを紹介してもらい、
週に3回、人事総務の仕事を始めました。
家賃の分程度の収入にしかならなかったですが、
「安定収入がある」というのは大きな心の支えになりました。
派遣で働く間も、昼休みは社員さんからの
ランチのお誘いを断り、マクドナルドで食べながらブログを更新。
(一生分くらいマックを食べたので、
定時になったらダッシュで帰宅し、
「1年間は働く」という約束で雇ってもらったのですが、
予想より早くコーチングの仕事が忙しくなり、
時間的に難しくなったので、8か月くらいで退職することに。
毎日地道にやっていたら、ブログのアクセスが増え、
ブログからステップメールに登録してくれる方が増え、
コーチングのお申し込みが増えたのです。
よく
「
などと聞かれますが、特別なことは何もありません。
毎日コツコツと発信し、
クライアントさんに喜んでもらえるよう頑張っていただけです。
退職にあたって、派遣先の上司に対しては、
迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、
「自分の事業が忙しいのはいいことだ」と、
コーチングの売上は、
2011年には、常に月商50万円~100万円いくようになり、
その後も、売上と利益が増え続けて今に至ります。
私の場合は、「今すぐ稼がないと生活できなくなる」
という状況に自分を追い込み、結果的に稼げるようになりました。
ですが、
なくしてみて初めて有難みがわかるのかも知れませんが、
「安定収入」があるというのは、本当に素晴らしいことなのです。
「コーチングで起業する!」といきなり会社を
辞めてしまう方はよくいらっしゃいますが、
(もちろんうまくいく方もいますが)
ですので、いきなり退職するのではなく、
在職中にしっかり起業準備をして、
月数10万でも売上を継続できるようになってから
退職した方がいいと思います。
私の起業初期のお話は、今回までとなります。
何か参考にしてもらえる部分があったら嬉しいです。
お付き合いくださり、ありがとうございました^^
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