こんにちは、田中直子です。

前回、

自分の商品のベネフィットを盛れば盛るほど、同業者に埋もれることになる

という話をしました。


そんな風に、多くの人が効果を信じてやっているマーケティングのノウハウには「本当はやらない方がいいこと」
がいろいろあります。


たとえば、
「簡単にできるように見せましょう」
というテクニック。


いかに「簡単お手軽に」稼げるか、
やせられるか、
モテるか、
結婚できるか、

を見せましょう、

という考え方です。


「単品ダイエット」とかは典型ですね。

「1日1食、これを食べるだけで、運動もせずカンタンにやせられます」
みたいな広告、見たことありますよね？


こういったコピーは、短期的には売上を増やせると思いますが、お客様を誤解させる危険性も大いにあります。


たとえば、ネットビジネスの講座などでは
「主婦でもコピペで30万！」
みたいに、簡単に儲かるようなコピーでお客様を集めている人は多いです。

でも、それを信じて講座に入ったからと、全員コピペで30万円稼げるのか？

と言うと、そうではないですよね。

実際に収入を得られる人はほんの一部です。

そもそも簡単に稼げる方法なんてありませんから。


それでも「簡単に儲かる」という誇大広告を信じてしまう人がいるわけです。


「主婦でもコピペで30万！」
は極端な例ですが、それに近いことをやっている方は多いです。


簡単に儲かりますよ！
やせますよ！
モテますよ！
結婚できますよ！
たった〇〇日で、こんなに人生変わりますよ！

など、本来の効果をあまりに超える効果をうたうことで、お客様を誤解させるかも知れないのです。


でも、
「簡単に見せかけてお申込みのハードルを下げる」
というやり方しか知らない人は、そうするしかないのでしょう。


こんな風に、

誰もが疑わずやっていることが、実は、自分のためにもお客様のためにもならない

ということはよくあります。


でも、多くの方は、世の中で常識とされているマーケティングしか知らないので、そこに気づけない。


・世の中や業界で正しいと信じられていることは本当に正しいのか？

・常識と違うことをやった方がいいのではないか？


と考えることが大事ですね。


そういった風に考えられるようになるには、
「哲学的思考力」
を鍛えることが必要。

世の中の常識と一体化せず、俯瞰して見られるようになるためです。

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