こんにちは。田中直子です。

こんなご相談をいただくことがあります。

「『響』に興味があるのですが、まだコーチングの資格を取っていません。
こんな私でも大丈夫でしょうか？」

「10年くらい前にコーチングの勉強をしたのですが、
今はほとんどセッションをやっていません。
こんな私でも大丈夫でしょうか？」

はい大丈夫です。

というか、そういったご質問が出る場合、たいてい、本当にダメなわけではありません。

自分で
「ビジネス経験がない自分はダメなんじゃないか」
と思ってしまっているだけなのですね。

どういうことかと言うと、私も以前そうだったのですが、
サラリーマンをずっとやっていると、「起業家」とか「社長」というだけで、

「特別な人なんじゃないか」
「自分とは世界が違うんじゃないか」

と思ってしまうことがあります。

私は起業したばかりのころ、経営者の交流会に通っていたことがありました。

そこには、
・社員が20人くらいいる社長さんとか
・年商数10億の社長さんとか
そういう方々が普通に来ていました。

そんな中に、ちょっと前まで会社員だった私がポツンと入ってしまったのです。

最初はすごく緊張して、
「場違いじゃないか」
「話が合わないんじゃないか」
「相手にされないんじゃないか」
と思っていました。

でも、話してみたら皆さん普通の人で

・普通に日本語で話してくれるし（そりゃそうだ）
・普通に居酒屋さんも行くし
・普通にユニクロも着るし
・普通に子供の話なんかもするし

「あ、経営者と言っても、普通にいい方たちなんだな」
と思いました。

（むしろ、たくさん稼いでいる人の方が、他者には優しかったりします）

自分で勝手に「自分が行っても場違いだ」と決めつけていたのですね。

そういう感じで、
「こんな私でも大丈夫ですか？」と心配される方は、

「すごい人ばかりで自分が場違いなんじゃないか」
「他の人から『あの人全然ダメだ』と思われるんじゃないか」

と想像しているだけなのだと思います。

他の人と自分を比べて心配しているのです。

意識が自分に向いてしまっています。

それより大事なのは、
「クライアントさんのお役に立つこと」
ですよね。

「どうやって、目の前のクライアントさんの役に立つか？」
を一生懸命考えているうちに、他の人のことなんて気にならなくなります。

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「自分」に向けていた意識を「クライアントさん」に向けてみましょう。
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