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会社員経験が長い人の「強み」の見つけ方

こんにちは、田中直子です。

 

起業をお考えで、会社員経験が長い方からよく相談されることがあります。

それは「強みが分からない」ということ。

そういった方に

「これまでのお仕事でどんな経験を多くされましたか?」

とお聞きすると、

「経理をやって、総務もやって、人事もやって、あと、営業もやって、その後また経理をやって…」

みたいな感じで、いろんな経験が出てくることが多いです。

社員にいろいろな部署を経験させる会社も多いので、20年とか30年とか会社員をやっているうちに

「あれも、これも、それもできます」

となって、何が強みなのか分からなくなってしまうようです。

そんな風に会社員としての経験を積んだ後に、いざ起業しようとすると、自分が何屋か分からなくなってしまうのですね。

会社員から起業する場合、そもそもの「強みの捉え方」が会社員と違います。

会社員としては、いろいろな経験をしていろいろな業務ができることが、重宝がられるかもしれません。

転職の際に書く履歴書なら、過去に勤めた会社や業務内容を全部書くと思います。

ですが、起業においてはそうではありません。

むしろ、「あれもこれもそれもできます」では、何屋か分からず、見込み客さんの視界に入らなくなります。

たとえいろいろな経験をしていても、全部を見せるわけではないのです。

パッと見て「何屋なのか」が明確でないと売れにくいです。

実際、会社員の方のブログやSNSを拝見すると、できることをいろいろ詰め込み過ぎて、何屋か分からないことも多いです。

強みは「1点集中」で「ピンポイント」で見せる感じです。

会社員として「百貨店」的にいろいろな経験があるとしても、起業では「専門店」として見せる必要があります。

Amazonみたいな大手企業でしたら「なんでもできます」でいいのですが、私たち個人起業では、ポイントを絞って「〇〇の専門家」として見せることが大事。

ただ、どのポイントを見せるのかは人によるので、一概には言えないです。

なので、「オリジナルビジネスの作りかた」講座では、お1人ずつキャリアを振り返っていただき、1人ずつ一緒に考えています。

それで「売れるポイント」を見つけます。

「強みが分からない」場合、売れるポイントが分からず、全部をまんべんなく見ている状態です。

強みはまんべんなく見て見つかるものではなく「ピンポイントで作る」ものなのです。

そして、ご自分だけでは「売れるポイント」に気づけないので、プロからフィードバックをもらうようにしましょう。

 

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