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強みを見つけましょうと言われても、何の強みも見当たらない

こんにちは、田中直子です。


「強みを見つけましょう」
という話はよく聞くと思います。

「同業者にない強みを活かして、
 独自のポジションを取りましょう」
と。


もちろんそれは大事です。

でも
「私には何の強みも見当たりません」
とおっしゃる方もけっこう多い。


私の経験を話しますね。


私が2009年に会社を辞めて起業したとき、同業のコーチやカウンセラーの方々をいろいろチェックしました。

そうすると、売れている方々は
・本を出しているとか
・有名企業でトップセールスだったとか
・20年以上の実績があるとか
そういう、すごい人たちばかり。


では、自分はどうなの?
と振り返ってみると、
12年間ずっと会社員で、しかもほとんど人事の経験しかない。

できるのは英語くらい。


「個人ビジネス」で結果を出すには、セールスやマーケティングが必須です。

私はどちらも、かじったことすらありませんでした。


強みがないから、ブログやSNSも何を書いたらいいかわからず、当時住んでいた池袋でランチした話とか、本当にしょうもないことを書いていました。

今思い出すと恥ずかしいです。


外資系企業に勤めていたときは、自分は仕事ができると思っていました。

でもそれは、会社という看板があり、組織に守られていたからそう思えただけの話。


取引先は、田中ではなく「会社の看板」と付き合っていた。

社員は、田中だからではなく「人事部の人だから」言うことを聞いてくれた。


会社を出て自分の看板でやろうとしたら、
「会社員時代の経験がほとんど役に立たない」
ということに愕然としました。


もう会社は辞めてしまっています。
(くれぐれもマネしないでくださいね)

気づいても後の祭り。

「これから、どうしたらいいんだろう?」
と不安しかない日々。


とはいえ、辞めてしまったものは仕方がない。

仕方ないので、
「強みがないなりに、できることを
 全力でやるしかない」

と決めました。


強みがあろうがなかろうが、やるしかないわけです。

他の人になることはできませんから、自分を受け入れるしかない。

「強みがないから」と止まっていたら、1円の売上にもならない。

**

前回のメールで、
「オリジナルビジネスの作りかた講座」
にご参加中の「林史桜(はやしふみお)様」のインタビューをご紹介しました。

その中で、林様が
「依存的な自分を受け入れたら、
 主体性が出てきた」

という話をされていました。

「依存的」って、一見すると弱みに思えるかもしれませんが、林様はそんなご自身を否定せず「そういう自分なりに、どうしたらいいのか」を考えられたのですね。


林史桜様のインタビュー、とても参考になるので、まだご覧になっていない方はこちらからご覧ください。
 ↓
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【林史桜様インタビュー】

「メンタルトレーニングをベースにした
 オリジナル商品を作り、
 数十万円のご契約をいただけた」

 ↓
https://coachingfk.org/l/m/bGcg9jyqnNP6tC
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私としては、むしろ、売れていないのに
「私は〇〇が強みです」なんて言ってしまう方がイマイチだと思います。

その人が思っている「自分の強み」は、ご本人の妄想でしかないからです。

ご本人が思っている強みが本当に強みなら、とっくに売れているはずです。


もし、過去の私と同様に「私には強みがない」と思っている方も、安心してください。

強みがない方が普通ですから。

強みがないという事実も、弱みもすべて受け止めて、そこから作っていけば大丈夫です。

 

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